ウィッグのメンテナンス方法

ご自宅で簡単にメンテナンスができます。

ウィッグの髪の毛は摩擦により縮れが生じることがあります。ストレートアイロンがあればご自身でも簡単にご自宅でメンテナンスができます。アバンダの医療用ウィッグの毛髪は耐熱毛なのでサラサラに仕上げることができます。
但し、メーカーにより大変熱に弱い毛髪を使用していますので十分な注意が必要です。当社商品に限り、以下の手順で行ってください。

ご自身ではちょっと難しいと思われる方はアバンダまで送って頂ければきれいにメンテナンスをして返送いたします(有料)

ご自宅でのウィッグのメンテナンス手順

STEP 1

まず、このようにセット台に固定して頂くとスムーズにできます。このように固定できない場合はウィッグスタンドに掛けてどなたかにウィッグを抑えてもらうとよりやり易くなります。

STEP 2

絡まった髪を毛先の方からほぐすようにウィッグ専用ブラシで梳かしてください。ブラッシングはしっかり何度も行ってください。

STEP 3

この様に何度も丁寧にブラッシングしておくとアイロンがスムーズに行えます。

STEP 4

薄くスライスして必要な毛束を取ったらしっかりと水スプレーで濡らします。
水が滴り落ちるまで濡らしてください。

STEP 5

しっかりと濡らした髪を何度もコームでコーミングします。
水が足りない場合はさらに追加してください。

STEP 6

ストレートアイロンの温度は140度~150度位に設定します。しっかりと毛束を挟んでテンションを掛けて上から下にスーッと伸ばします。ジュッという音がしますのでこのとき火傷には気を付けてください。

STEP 7

一度のアイロンで殆ど真っすぐになりますが、髪の毛の伸び方が不十分な場合は何度か繰り返してください。その都度、水スプレーを追加してください。

STEP 8

十分きれいに伸びたら残りの髪の毛も同様に行ってください。

STEP 9

このように下からいって、1列終わったら薄くスライスして上の段へと進んでください。

ウィッグご使用後のブラッシングのコツをお教えします

ウィッグを外したらウィッグスタンドへ掛ける前に、何度もブラッシングしてください。

ウィッグを平らな場所に置いてブラシで机やテーブルを傷つけないように新聞やチラシなど厚めの紙を敷いて行ってください。ウィッグをきれいに大切に使っている方はご自身でメンテナンスやブラッシングをしっかりやっています。

耐久性はお手入れのやり方で変わってきますので、せめてブラッシングだけでもしっかりやってみてください。

ウィッグピンの活用法

ウィッグのズレを防ぐ方法の一つとしてウィッグピンの使用方法をご案内いたします。
当店では、ウィッグピンの取り付けはお一つにつき600円+税で行っております。
また、ご自身でお付け頂く場合は3個で600円+税で販売しています。
こちらでは、フルウィッグのピンの取り付けパターンをご紹介いたします。

フロントにつける場合

おでこの中心ボタン付けの様に縫い付けます。
スキン付の肌色部分に取り付ける場合はタコ糸で縫うと表面に糸が出ても安心です。
黒糸は向いてませんね。
先端より5mmほど内側に取り付けてください。
ピンをご使用する場合は髪があるときに利用するのが最適ですが、ウィッグ下地ネットやガーゼキャップを被るときにご利用になる場合もあります。

ウィッグの襟足の持ち上がりやズレを防ぐ時、髪がある場合に取り付けるとき

図の様に襟足から2~3cm内側に取り付けます。
襟足に髪の毛があるときにウィッグピンを髪の毛にしっかり挟んで留めます。
脱毛中はピンが肌に直接当たらない方が良いので取り付けはあくまでも髪の毛がある状態が好ましいと思います。

ネット部分は黒糸でボタン付けの様に縫い留めます。

襟足にピンが1個だと不安がある方は図の様に2個取り付ける方もいらっしゃいます。
ただし、ピンの数が多いほど重量が増します。

フロントにピンが1個だと不安な方は両サイドのもみ上げの上のところにウィッグピンを取り付ける方もいらっしゃいます。

図の様に5mm以上内側に固定すると留めやすいです。
髪の毛の状態に応じて縫い付けるところを決めてください。